愛知学院大学 宗教文化学科

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2023夏 教員の調査&研究報告(1)

【宗教学・小林の場合】昨今の大学教員は1年を通じて忙しく、とりわけ授業のある学期中は会議や授業、学生教育のための勉強に追われ、なかなか自分の研究時間が取れません。それでも授業のない夏休みに入ると多少は自分の研究に充てる時間が増えます。小林は今夏、7月末と8月半ばの2回、主たる調査対象地である木曽御嶽の夏山登拝に参加しました。いずれも名古屋市内の御嶽講(教会)の夏山登拝でした。御嶽信仰では、御座(おざ)と呼ばれる神降ろしの儀礼があり、中座(なかざ)と呼ばれる行者の身体に憑依した神仏の言葉(託宣)に従って登拝をする場合もあります。神や仏が、天候不順になるので早く下山するようにとか、体調の思わしくない参加者にこれ以上上には登らないよう指示することもあります。まさに「信仰登山」という言葉がふさわしい登拝が見られます。